カタチのないセカイの為に
──今から2週間前───
夏休み目前のある日、放課後になったばかりの教室で美咲が、理子に告げた。
「夏って言ったら、海だよね。だから、海行にこう!!」
「え?何?いきなり???」
「夏だし夏っぽい事しようと思ってさぁ♪」
海は、久しく行ってないから、タマにはいいかな?と思った理子は、応えるように質問した。
「それなら、うちの別荘いく?使えるかどうか聞いてみようか?」
「うん!! うん!うん!!!」
行動の早い理子は、携帯電話を鞄から取り出し、早速電話を掛けている。
電話の最中で、理子は、携帯電話のマイクに手を当てた。
美咲は、目を見開いて理子に真剣な眼差しを送る。
まるで、ご飯を待っている猫の様にじっと見つめている。
理子は、少し微笑しながら言った。
「使っていいって。」
「やったぁー!!じゃぁ。今から図書室に行ってプラン考えよぅ!」
2人は、広い広い図書室の一角にあるコンピューターコーナーに行く為に、別館へ向かった。
そして、楽しい高校生初の旅行デビュープラン企画をし、その日のうちに『しおり』まで作り終えたのだった。
その夜、江藤家では近所迷惑な騒音が響いた。
夏休み目前のある日、放課後になったばかりの教室で美咲が、理子に告げた。
「夏って言ったら、海だよね。だから、海行にこう!!」
「え?何?いきなり???」
「夏だし夏っぽい事しようと思ってさぁ♪」
海は、久しく行ってないから、タマにはいいかな?と思った理子は、応えるように質問した。
「それなら、うちの別荘いく?使えるかどうか聞いてみようか?」
「うん!! うん!うん!!!」
行動の早い理子は、携帯電話を鞄から取り出し、早速電話を掛けている。
電話の最中で、理子は、携帯電話のマイクに手を当てた。
美咲は、目を見開いて理子に真剣な眼差しを送る。
まるで、ご飯を待っている猫の様にじっと見つめている。
理子は、少し微笑しながら言った。
「使っていいって。」
「やったぁー!!じゃぁ。今から図書室に行ってプラン考えよぅ!」
2人は、広い広い図書室の一角にあるコンピューターコーナーに行く為に、別館へ向かった。
そして、楽しい高校生初の旅行デビュープラン企画をし、その日のうちに『しおり』まで作り終えたのだった。
その夜、江藤家では近所迷惑な騒音が響いた。