Sweet Style ―恋セヨオトメ―
「心理テスト…?」
「そ。今日、休み時間にやって結構盛り上がった」
閉じた教科書とノートを重ねて机の端に寄せると。
千遥と視線を合わせた。
「まぁ、心理テストだから。気楽にやって」
軽い気持ちで。
そう言ってるのに。
どこか怪しむような。
訝しげな顔を見せる千遥。
「…変なことしない?」
「しないよ」
変なことはね、と。
自分の心の中でそう付け足すと。
俺は千遥に言葉を続けた。
「…問題。
長ーい、1本のスパゲティがあります。
1本食べきるのに、あなたはどれぐらいの時間がかかると思いますか…?」