お話の館


――カツカツ コツコツ―――

二人の足音だけで会話が無く

沈黙が続いた。

さすがに息苦しくなったので

話を振った。

「あの、ここには一人で
暮らしているんですか?」

ずっと疑問に思ってたことを聞いた。

「あぁ、そう言えば自己紹介が
まだだったわよね!
わたしはメアリーよ。ここの館には
わたし一人で暮らしているの」


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