こんなに好きなのに


亜弥は着替えるとすぐに部屋を出ていった。

俺としては、
もう少し「離れたくない」
とか「今日は仕事休もうかな」
なんていう甘えた事を言ってまた今日も一日一緒に過ごしたかった……



「まぁ子供じゃないしな…」

亜弥はしっかりしてる

しっかりし過ぎていて
物足りない。



俺はもっと………



………ほら
あそこにいる奴みたいに少しドジなくらいが女の子らしくていいのにな。



「なにしてんだよ、祐実…」

「あっ!ヒロくん久しぶりだね…」

「久しぶり、じゃねーよ…早く拾え……」



祐実が家の前で鞄を落としていて教科書とか色んなものを落としていた。


< 21 / 56 >

この作品をシェア

pagetop