こんなに好きなのに
「ヒロ君?」
「祐実…俺ね、ずっとお前の事が好きだったんだよ……」
「え?」
「…好きだった」
祐実にゆっくり顔を近づける
拒まれるんじゃないかと不安だった
だけど祐実は可愛く目を閉じて待っていた。
ちゅっ……
軽いキスをする
頬を赤らめ潤んだ瞳で俺を見つめる
もう止められない…
「んっ…んん……」
深いキスを繰り返すと祐実は甘い声を漏らす
「ヒロくん…」
祐実は首に腕を絡ませた。
「もっとチューしてぇ…」
甘えた声でキスをせがんだ。
目の前に居るこの女は、俺の初恋の相手じゃない。
ただの…
ただの軽い女。
そういう女として俺は今から祐実を抱く…
どうしてそんな風になったんだよ
悲しいよ。