いじわるな君に恋をする




麗華のこと、好きだったんだもん



私だって、麗華の事好き



だから、麗華を恨むことなんて、できない



小さい頃、お姉ちゃんみたいだった麗華が大好きなんだ



だから…




「朔弥、一緒に競技でない?」


「あー、ごめん。俺、麗華と出るからさ」


だから…



「そっか…分かった」



だから


私は我慢するんだ



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