いじわるな君に恋をする
「麗華ー、遊びに行こうぜー!!」
「うん!!」
小さい頃から、朔弥はモテてた
優しくて、かっこよくて、明るくて…
あたしも朔弥が大好きだった
「なんだよ、花音のバーカ!」
「朔弥のオタンコナスー!!」
二人はいつもケンカしてた
花音は両親が外国にいて、いつもひとりだった
寂しいはずなのに、花音はいつも笑ってた
そんな花音に、周りの大人や、私の両親まで
花音には特に優しくしてた