いじわるな君に恋をする
side 朔弥 けじめ



「ん……」



朝、ベットから起き上がり、制服に着替えた



「おはよ…う」



……………



そうだった…


花音はいないんだ…




いつも笑って、朝食をテーブルに並べながら


おはよう


って言ってくれる花音の姿が目に浮かんだ




「はぁ…」



ひとつため息をついて、冷蔵庫を開けた



入っていたヨーグルトを取り出し、

トーストを焼いて食べた




静かな朝




花音と毎朝口ゲンカをしていた時とは全然違う



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