いじわるな君に恋をする



ザザ…ン…



砂浜に立ち止まり、海を眺める



どのくらいそうしていたんだろうか



足が痛くなり、砂浜に座り込んでまた海を眺めた




そうしても、頭に浮かんでくるのは、朔弥の顔




意地悪に笑う顔、何か企んでそうな顔


笑った顔、照れた顔




「朔弥…」




会いたい


会いたいよ、朔弥…





私の目から、涙が溢れる




朔弥は、麗華と上手く行っているんだろうか



もう、元には戻れないんだろうか




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