いじわるな君に恋をする




「パパー!!ママー!!おはよー!!」



「あれ、もう起きたの?燈弥(トウヤ)」




リビングに入ってきた、5歳になる息子を抱き上げる





「燈弥、今日ね、パパお仕事が早く終わるんだって。
だから夜ご飯は、みんなで食べに行こうね」



「ホント!?いくーー!!」



「んじゃ、いい子に待っててな?」



「うん!!」






この先、何が起こるかなんて、分からない





だから、毎日を精一杯生きていこう




精一杯、楽しんでいきたい




朔弥と燈弥





大好きな二人の為なら、私はなんだってするよ






「行ってきます」


「行ってらっしゃい。気をつけてね」


「おう」






大好きだよ、朔弥




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