いじわるな君に恋をする



トボトボと、ひとり、校門に歩き出した



朝の、朔弥との騒がしさが嘘のように静かだ



今日、どうしよう


ひとり寂しく、ご馳走作って食べようかな…



そう考えたら、急に涙が込み上げてきた



……お祝いの日くらい、誰かといたかったなぁ…



涙がジワリとにじんでくる
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