いじわるな君に恋をする


ガシッ

「なんでいつも逃げるんだよ」


………走り出した、つもりだった…



私の腕は、強く掴まれていた



「俺を忘れたとは言わせねぇぞ」



この男の人には、見覚えがあった




「こ、小松…くん?」


「なんだ、覚えてんじゃん♪」



四日前に、私に告白してきた人だ



学年で、朔弥と凌くんの次くらいにモテてる人だって、百合に聞いた




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