奇妙な関係 ～オスとワタシの奮闘記～

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んー……ｯｯ。


嫌っ！！


来ないでっ！！


逃げても逃げても足の生えたニンニクが追いかけてくる。



「ｯｯ……！！」



目を開けると同時に酷い息切れに襲われた。



「ゆ、め……？」



そりゃそうだよね。


あんなニンニクお化けが実在するはずない。


ホッとしたからか瞼が重くなり目を閉じようとした時、目を疑いたくなるようなものが映った。


ベッドに若い男が腰掛け私の事を見下ろしているではないか。


驚きのあまり一瞬言葉を失った。


だけど直ぐお腹の底から凄まじい程の声が這い出てきた。



「イィィィヤァァァァァｯｯ！！」

「鈴川さん！？」



カーテンがバッと勢いよく開き、慌てた様子の白衣を羽織った上原さんが現れた。


何で上原さん！？


えっ……ここ医務室！？