奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
家に帰ると、春ちゃんが窓から外を眺めていた。
その隣には春美ちゃんもいて、春ちゃんと同じように外を眺めている。
「ただいま」
「…………」
あれ?
反応が返って来ない。
寝ちゃった?
って、春ちゃんは寝ないしな……。
「ただいまっ!」
「っ!?」
今度は少し大きな声で言ってみた。
すると春ちゃんは大げさなくらい肩をビクッと動かし、振り返った。
「急に大きな声出すなよ」
「声かけたけど、春ちゃんが気付かないからでしょ」
「……悪い」
珍しく素直に謝られ、ちょっとビックリ。
明日は大雪かな?
「今日会社に居たよね? 何してたの?」
「別に……久しぶりに行ってみただけ」
「何それ、声くらいかけてくれてもいいじゃん」
「お前忙しそうだったし……偉そうな奴に声かけられてたし……」
偉そうな奴?
「社長の事?」
「社長? あいつ社長なのか?」
眉間にシワを寄せ、顎に手をやり考え込む春ちゃん。
何で?
「何か引っかかるの?」
「いや、別に……」
「別にって顔じゃな……」
「着替えて早く下降りないと、聖子が怒って乗り込んでくるぞ」
そう言うと春ちゃんは部屋を出て行ってしまった。
私は渋々部屋着に着替え、リビングに向かった。
その隣には春美ちゃんもいて、春ちゃんと同じように外を眺めている。
「ただいま」
「…………」
あれ?
反応が返って来ない。
寝ちゃった?
って、春ちゃんは寝ないしな……。
「ただいまっ!」
「っ!?」
今度は少し大きな声で言ってみた。
すると春ちゃんは大げさなくらい肩をビクッと動かし、振り返った。
「急に大きな声出すなよ」
「声かけたけど、春ちゃんが気付かないからでしょ」
「……悪い」
珍しく素直に謝られ、ちょっとビックリ。
明日は大雪かな?
「今日会社に居たよね? 何してたの?」
「別に……久しぶりに行ってみただけ」
「何それ、声くらいかけてくれてもいいじゃん」
「お前忙しそうだったし……偉そうな奴に声かけられてたし……」
偉そうな奴?
「社長の事?」
「社長? あいつ社長なのか?」
眉間にシワを寄せ、顎に手をやり考え込む春ちゃん。
何で?
「何か引っかかるの?」
「いや、別に……」
「別にって顔じゃな……」
「着替えて早く下降りないと、聖子が怒って乗り込んでくるぞ」
そう言うと春ちゃんは部屋を出て行ってしまった。
私は渋々部屋着に着替え、リビングに向かった。