奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
最上階に着き、屋上に出た。
お昼過ぎということもあり、あまり人はいない。
遅いお昼休みをとっている人、休憩で煙草を吸っている人、いろんな人がいる。
「今日晴れてて良かったね」
「あぁ……てか、この会社屋上なんてあったんだ」
「広くて綺麗でしょ?」
人工芝にベンチやテーブル。
事故が起きないように、周りは分厚くて高さのある透明なプラスチックの壁で覆われている。
開放感があって、凄く気持ちがいい。
ただ、屋根はないから雨だったり雪の日はゆっくり過ごせない。
「ベンチに座んない?」
「もう休憩!? 来たばっかじゃん」
若いのにだらしない。
そんなことを思っていると、優君は私の顔を見ながら笑みを零した。
「な、何?」
「いや……こうして会社の中で文美と堂々と喋れるのっていいなと思ってさ」
「……飲み物買ってくるから、適当に座って待ってて」
私は逃げるように背を向けた。
なんて答えていいか分からなかった。
たくさん酷い態度をとった。
それなのに、まさか優君がそんな事を言ってくれるとは思ってもみなかったから……。
お昼過ぎということもあり、あまり人はいない。
遅いお昼休みをとっている人、休憩で煙草を吸っている人、いろんな人がいる。
「今日晴れてて良かったね」
「あぁ……てか、この会社屋上なんてあったんだ」
「広くて綺麗でしょ?」
人工芝にベンチやテーブル。
事故が起きないように、周りは分厚くて高さのある透明なプラスチックの壁で覆われている。
開放感があって、凄く気持ちがいい。
ただ、屋根はないから雨だったり雪の日はゆっくり過ごせない。
「ベンチに座んない?」
「もう休憩!? 来たばっかじゃん」
若いのにだらしない。
そんなことを思っていると、優君は私の顔を見ながら笑みを零した。
「な、何?」
「いや……こうして会社の中で文美と堂々と喋れるのっていいなと思ってさ」
「……飲み物買ってくるから、適当に座って待ってて」
私は逃げるように背を向けた。
なんて答えていいか分からなかった。
たくさん酷い態度をとった。
それなのに、まさか優君がそんな事を言ってくれるとは思ってもみなかったから……。