奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
To.文美
from.桃花

さっき伝えられなかったんだけど、今日医務室まで文美を運んだの広報部の日下部(クサカベ)さんらしいわよ。

それも話によるとお姫様抱っこだったんですって。



さっきって……車の中で言おうとしてた事ってこの事だったの!?


こんな重要な事を今頃……。


がっつり雄に触られてんじゃんっ!!



「ムゥゥリィィィィィィッッ!!」



想像しただけで……。


いやいやッッ!!


想像もしたくないッッ!!



「文美ちゃん?」



可愛い康ちゃんに応えてあげる余裕もなく、私は慌ててリビングを飛び出した。


向かう場所は一つ。


物心つく前からお世話になってるトイレちゃん。


全身鳥肌が立ち、容赦なく吐き気が込み上げる中、私は駆け込みに無事成功した。


私の全てを受け止めてくれるトイレちゃん。


感謝してもしきれない。





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