奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
まだ朝だし幽霊なんて出るはずない!!


いや……目の前に普通に春ちゃん浮いてるし、朝とか夜とか関係ないのかも。


……ん?



「お母さん?」



声を掛けると平然と姿を現した母、聖子。


別に覗いてたわけじゃなかったのかな?



「準備できた?」

「うん、もう行く?」

「早く行って早く終わらせちゃいましょう」



ニコッと微笑みお母さんは直ぐに1階へと降りて行ってしまった。


いったい何だったの?


ただ呼びに来ただけ?


いつもだったら1階から大声で叫ぶのに?


我が母ながら謎すぎる……。



「まさか母ちゃんが居たとは……全然気が付かなかった……」

「私も気付かなかったよ。まさか見られてた?」

「あの母ちゃんの事だし、見てたなら突っ込み入れてきそうじゃね?」

「そう、だよね……」



今回はセーフ?かな……。


部屋にいる時でも春ちゃんと話す時は気を付けよう。






< 51 / 255 >

この作品をシェア

pagetop