奇妙な関係 ~オスとワタシの奮闘記~
それにしても12時代の食堂は本当に激混み。


人酔いしそう。


受付はお昼の時間は完全クローズになるため、みんな一斉にお昼を取っている。


桃花とお昼一緒に食べられるから嬉しいんだけど、食堂とカフェがピークに混んでいる時間帯だからいつも場所の確保が大変。


それにお昼のこの場所が雄と接触する確率が一番高い。


自分が気を付けててもぶつかる時はぶつかる。


その度に何度吐き気を催した事か……。


いつからこんな体質になっちゃったんだっけなー。



「気分悪いの?」

「え?」

「眉間に皺がよってたから」



完璧無意識だ……。


皺の痕がつくから気を付けよう。



「やっぱり雄って気持ち悪い」

「そんな事ばっかり思ってるから変な噂ばっかりたてられるのよ」

「昔の話じゃん」

「女は噂好きな生き物なんだから、またいつ変な噂を持ち出してくるか分かったもんじゃないわよ」



クルクルとフォークに巻き付けたパスタを口に運んだ。






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