ーホストな彼ー

第4話〜紘斗〜

あぁぁあぁああぁ〜〜！！！

俺は何言うてんねん⁉

"一目惚れ'なんか信じるヤツおらんやんけ〜⁉

後ろから抱きしめて 一目惚れや 言うて…
信じてもらえる様に頑張る みたいに言うたけど…？？

どーやったら信じてもらえんねん！？


10年も水商売してたら普通の恋愛の仕方なんか忘れてもーたわ！

何を言うても嘘にしか聞こえへん自分の言葉ご嫌になる…

でも…

礼奈は信じてくれたんかな？

"とりあえず友達から"って事になったけど…


さて………

どーやって気持ちを伝えるべきか…


悩んだ末に俺が出した結論は…

"礼奈の店に行く" だった…


今までの俺が1番心を開きやすかった行動…だったと思う…

それよりただ単に顔が見たいってのが先にくるけど…？



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「…し…失礼…します…」

と言ったまま立ち尽くしてしまった礼奈。

見上げると"？？"が書いてあるくらいに不思議そぅな顔をしていた。

「とりあえず座ってや？」

語尾が弱くなる俺。

「あ…はいっ…」


礼奈が座ってすぐに運ばれて来る新しいボトル。