ーホストな彼ー
「コーラでいけますか?」
テーブルに500ミリのペットボトルとグラスを置いて
床にしゃがみ込む。
「…こっち座らんの?」
自分が座ってる横のスペースを指差して聞く。
「あ…でも…」
あたしまで座ると狭くなるだろうなぁと思って…
なんて考えてるあたしの腕を掴んで
ソファに引き寄せる。
あたしは紘斗さんの足と足の間に 挟まれる形になり
座らされた。
紘斗さんが両手の指をあたしの 太ももの上で組む。
手の置き場所をなくした あたしの両手は宙に浮いたままで…
そんなあたしを見てクスッと笑って
あたしの右手と紘斗さんの左手。
あたしの左手と紘斗さんの右手の指を絡めた。
そしてあたしの体重を自分の方に引っ張って
「そんなに背筋 伸ばされてたらテレビ見にくいから」
とささやいてくれた。
そのままどれくらいの時間がたったんだろう…
くだらないバラエティ番組やニュースをしてたけど全然
頭に入らなくて…
前日 土曜日で飲みすぎて早起きをしたあたしは
耳の後ろから聞こえてくる鼓動があまりにも心地よくて
ウトウトしてしまっていた。
「あ…起きた?」
身体を起こしたあたしに後ろから かけられた声。
「あれ?あたし…寝てました?」
「あ〜…ほんの10分くらいかな?」
「すっすいませんっ…」
テーブルに500ミリのペットボトルとグラスを置いて
床にしゃがみ込む。
「…こっち座らんの?」
自分が座ってる横のスペースを指差して聞く。
「あ…でも…」
あたしまで座ると狭くなるだろうなぁと思って…
なんて考えてるあたしの腕を掴んで
ソファに引き寄せる。
あたしは紘斗さんの足と足の間に 挟まれる形になり
座らされた。
紘斗さんが両手の指をあたしの 太ももの上で組む。
手の置き場所をなくした あたしの両手は宙に浮いたままで…
そんなあたしを見てクスッと笑って
あたしの右手と紘斗さんの左手。
あたしの左手と紘斗さんの右手の指を絡めた。
そしてあたしの体重を自分の方に引っ張って
「そんなに背筋 伸ばされてたらテレビ見にくいから」
とささやいてくれた。
そのままどれくらいの時間がたったんだろう…
くだらないバラエティ番組やニュースをしてたけど全然
頭に入らなくて…
前日 土曜日で飲みすぎて早起きをしたあたしは
耳の後ろから聞こえてくる鼓動があまりにも心地よくて
ウトウトしてしまっていた。
「あ…起きた?」
身体を起こしたあたしに後ろから かけられた声。
「あれ?あたし…寝てました?」
「あ〜…ほんの10分くらいかな?」
「すっすいませんっ…」