ーホストな彼ー
いつもの様に食事をして
いつもの様に店に入る。

いつもと何も変わらない日常だった。

ここまでは……



店に入るなり俺を呼び止めた
従業員のテツ。

純子に合図を送り、テツのテーブルに付いた。


軽くあいさつをして隣に座る子に目をやる。

俯いたままのその子は
デニムのミニスカートに黒いTシャツ
黒いブーツに胸もとまである
少し茶色い髪をゆるく巻いていた。

「あっ…は…初めまして…」

ちいさく囁いた彼女がこちらに
顔を見せた。


-ドクンッ-



なんやこれ!?

身体中が脈打つ。

真っ白な肌に前髪の隙間から覗くクリクリした瞳。

プルンとしたツヤのある唇に頬をほんのり赤くさせてはにかんで笑う。



…やばい…めっちゃ可愛いやん…









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