『主夫』だって『恋』してますけど何か?
印鑑・・・・どこに置いたっけな。
自分のアパートに帰り
印鑑を探す。
散らかったままの狭い部屋。
優さんの広くて綺麗な
マンションとは大違いだ。
俺は大学に行ってもないし
学力もなければ金もない。
今更だけど改めて
優さんに釣り合わない男だと
痛感した瞬間。
・・・・・どうしたらいいんだろう。
優さんのお腹には子供。
でも、俺の子供ではない。
サインして
この印鑑を押したらそれでいい。
・・・・なのに複雑な俺の気持ち。
汚い部屋の中から
やっと見つけた印鑑を片手に
狭いベットに寝転び
とにかくずっと考え続る。
優さんにとって・・・・・
俺って何なんだろう・・・・