『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「ぷっプッ・・・・
主婦の中の主夫だって♪」
マスターが吹き出しながら
肘で俺を突く。
「はっ・・・・・すっすみません!!!」
慌てて謝る遥先生。
「高松さん主夫なの!?
すご〜い。レアだねレア!」
驚く遥先生の友達。
「いや・・・・事実ですから。」
なんか褒められたんだろうけど
恥ずかしいな。
遥先生は絶対、天然だ。
「あれ?
ところで遥先生僕がいた頃から
この店来てたって事は同じ年か上?」
俺が店辞めたの22歳くらいだ。
「えっ?そうなんですか?」
遥先生が驚く。
「時効だから言えますけど、
僕、未成年の時から働いてたんで。
辞めた時は多分、22だったから。
今は26です。」
「そうなんですね・・・・
てっきり高松さんが年上なんだと。
私、今29歳なんです////」
遥先生は童顔なんだな〜
24歳くらいと思ってたよ。
そんな遥先生との偶然バー繋がりも
解った久々の仕事。
遥先生と友達も帰り、お客も
マスター一人で十分な数になった。
「お疲れさん!
本当助かった。
タクシー呼んだから、
それまで飲めよ。」
マスターがカクテルを
出してくれた。
「ありがとうございま〜す!」