『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「あ〜あ〜・・・
お前が助っ人じゃなくて
これからも働けたらいいのに・・・・」

カウンターに戻ると
マスターがいった。


「そんなに俺、仕事できます?
嬉しいな〜♪」

喜ぶ俺。


「仕事は別に普通!
たださぁ、前働いてた時より
お前垢抜けたしさ〜
カッコイイわけじゃないけど
愛想があるし可愛い顔してるから
中の上レベルの男なのに
年上の女性客ウケがいいんだよね。」


「それ、けなしてます?
褒めてます?」

マスターを睨む。


「褒めてるつもり♪
多分、働く女には
和樹は癒し系なんだろな〜」



俺が癒し系・・・・?


マジ?



そういや、今日は、昨日、
おとといに来てた
女性客が多い気がする・・・・



名前呼ばれてるのはそれで?



「和樹君、お話ししましょうよ〜!」

カウンターの女性客が言う。


「はい!手が空いたら!」


「和君私とも〜!」


「はい、待ってて下さい!」


「和樹君、私のオーダー〜!」


「は〜い!」



なんだこれ・・・・


人生初のモテ期!?


すげ〜
テンション上がるんですけど!



俺はウキウキで仕事をこなした。





のは始めだけ・・・・



酔うと女性は怖いです。



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