『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「どうして・・・・・
和樹は、私の前から
いなくならないの?」
続く優さんからの質問。
こんなに優さんから
話を振られてるの初めてじゃね?
どうしていなくならないのって・・・・
「俺と優さんは、夫婦ですよ。
なんで離れていかなきゃ
いけないんですか?」
この間瑠美さんからも
同じ様な質問されたな。
「婚姻届出してないでしょ?
私達は正式な夫婦じゃない。」
優さんは背を向けたまま冷たく言った。
「それは・・・・!
優さんが望んだから
そうしてるだけで、
俺はずっと婚姻届出したいって
言ってるじゃないですか・・・・。」
優さんを抱きしめる力を強めた。
「和樹・・・・・・」
優さん・・・・・・・
「・・・・・・・優さんは、
俺の事好きですか?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「黙らないで下さい!
俺の事、少しでも好きだから
一緒に4年間も夫婦で
いるんじゃないんですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・優さん!!」
ねぇ答えてよ・・・・
嘘でもいいから。
「・・・・・シャワー浴びてくる。」
そう言って優さんは俺に
顔向ける事なく部屋を出て行った。