『主夫』だって『恋』してますけど何か?


ビクッ・・・・

近付いて来る遥先生に一瞬
俺に言い寄って来たメヒョウ達が
浮かんだけど、ベットに
近付いて来ると、まだ距離が
ある場所で止まった。



遥先生はメヒョウとは違うよな・・・・



じゃぁ何で・・・


遥先生の意図が掴めずにいた俺は
ただただ顔を赤くしたまま
立っている遥先生を見つめた。





「高松さん・・・・・
ううん、和樹さん。
私、ずっとずっと前から
和樹さんの事、好きだったんです!」



「・・・・・・・・・・・え?」



今、遥先生が俺の事好きって・・・・





「ずっと伝えたくて・・・・
5年くらい前に和樹さんを
バーで見てから、ずっと
忘れられませんでした・・・・」



5年くらい前って・・・・



「友達とたまたま行ったのが
あのバーで・・・
一目惚れ・・・だったんです/////

でも私、ずっと話し掛けられなくて。
あの時は一人でバーに通うなんて
恥ずかしくて出来なかったし・・・・

そしたら、友達と予定合わなくて
しばらく行けない間に、
和樹さん辞めちゃってて。」


遥先生は、真っ赤な顔で
目には涙を溜めている。


嘘じゃないって解る真剣な顔。



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