『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「パパこれおいしいよ〜♪」
マリンはマスターが出してくれた
イチゴが飾ってある
ミックスジュースに夢中。
カランカランッ・・・・・
そんなマリンを見ていたら
また店のドアが開く。
あっ・・・でたよ・・・・・
藤堂肇。
それから・・・優さん。
一緒に来るかぁ・・・・
「和樹、藤堂さん相当
やり手だから頑張ってね!」
茜さんがガッツポーズを決める。
俺は今、カウンターに
茜さんと座っている。
貸し切りなのに良かったのかな・・・・
打ち上げは広いスペース
中心でやるみたいだけど。
「ところで茜さん。
俺達がいること優さん
知ってるんですよね?」
まだ優さんはこちらに
気付いていない。
「知らないんじゃないかな?」
「はっ?」
茜さんは満面の笑みで
驚く事を言った。
「・・・・和樹何やってんの。」
衝撃の事実を知らされたのも
つかの間、俺に気付いたらしい
優さんがこっちに来た。
「あ〜ママ〜♪」
マリンが優さんの声に
反応して振り向く。
「マリンとカイトまで・・・・」
優さんはカウンターまで来て
かなり驚いた顔で固まった。