『主夫』だって『恋』してますけど何か?


<優Side>


「結局和樹、帰って来ないまま?」

和樹がいなくなった三日後
心配していた茜聞いた。


「・・・・・うん」


「優、大丈夫?
珍しくクマ出来てるわよ」


「・・・・・・慣れない事してるから」

優の顔は疲れている。


「・・・・和樹に任せきりだったもんね」

茜は優が疲れている
理由を悟った。



「家政婦雇わないの?」


「・・・・・うん」

茜の問いに優は微妙な返事。


「・・・・お金ある癖に。
まぁその方が迷い犬も
帰って気安いかもね。」


「・・・・・・・・・・・・」

茜の言葉に優は黙った。



(・・・・・和樹、遥先生の所かな)


和樹の居場所を想像し
優の疲れた顔は更に曇る。



< 339 / 532 >

この作品をシェア

pagetop