『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「「・・・・・・・・・・・・・・」」

挨拶をしたものの気まずさから
沈黙する優と遥先生。



「・・・・だぁぁああ!
焦れったいなぁもう。
遥ちゃん、単刀直入に聞くけど
和樹を返して!

・・・・ってこれじゃ私が
和樹好きみたいじゃないのさ優!」

茜は一人で話しを進め
優に逆ギレしてみせた。


「・・・・茜、ちょっと静かにしてて」

優が呆れる。


「え・・・・・和樹さんを返してって」

キョトンとする遥先生。


「・・・・和樹は遥先生の所に
お邪魔していませんか?」

気まずそうに優は言った。


「いいえ・・・・
和樹さんから家を出るって
メールは貰いましたけど」


(・・・・・遥先生には
ちゃんと連絡したんだね)

優は悲しくなった。


「遥ちゃんは
和樹の居場所知ってるの?」

黙ってしまった
優に変わって茜が聞く。


「いいえ、知りません。
和樹さんからは、家を出るので
マリンちゃんに何かあった時には
自分じゃなくて、その・・・・
高松さんに連絡してって・・・」


「それだけ?」

言いにくそうに話す遥先生に
茜は聞き返した。



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