『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「まったく、お前は
何がしたいんだよ!
家を出たくせに、優ちゃんの
ストーカー容疑で捕まるなよな・・・・」


「すみません・・・・マスター(涙)」


結局、マスターに電話して
財布を持ってきて貰い、
事なきを終えた。



「俺はお前の保護者か!?」


「本当にすみません(涙)」

俺はひたすら謝る。


マスターは朝から電話で
起こされた上に、免許証を見ても
怪しむ警察の人に、俺の身元
受け取り人として書類に
サインさせられかなりご立腹だ。


もともと恐い顔なので
怒るとかなり恐いです。



「お前、もう優ちゃんの所戻れ!!」

マスターは怒鳴る。


「マスター・・・・
それだけは出来ないんです。」


「何でだ!
まだこないだの答え解らないのか?
バカだなお前!
ど〜しょ〜もないバカ!!」


「バカ〜!バカ〜!」

マスターに続いて
カイトもバカを連呼する。



うう・・・・そんなに
バカバカ言うなよなバカ〜!!



結構傷つきやすいんだからな!

俺のガラスのハートは!!





結局、警察にストーカー
疑惑をかけられたので・・・・

俺は毎朝の見送りに行けなくなった。



「カイト〜・・・もう俺
三日間も優さんとマリン見てない。」



会いたいな〜


優さんの綺麗な顔生で見たいな〜


近くに行くといい香するんだよな〜


マリン元気かな〜


はっ・・・・・
優さんちゃんとご飯
食べさせてるかな!?


料理出来ないのに
どうしてるんだろ・・・・


心配・・・・・・



家を出てから考えるのは
2人の事ばかり。


こんなに2人の側を
離れたのは初めてだな。



これが・・・・毎日続くのかぁ。



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