『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「優〜帰ろうよ〜」
しつこく優に言ってみる。
「・・・・・あんたねぇ。
いい加減にしないと怒るわよ。」
あら、睨まれちゃった。
「じゃぁ先に優の家に行ってるわ!」
「は!?・・・・・ちょっと茜!」
優は驚いていたが気にせず
会社を後にした。
ところでなんで優が
面白いかというと・・・・
えっと、ケータイ、ケータイ・・・・
「あっもしもし和樹?
私今からあんたんち
お邪魔するから晩御飯よろしく!」
今電話した優の一応、
旦那の和樹との関係♪
ピンポーン・・・・
ガチャ・・・・
「よっ!和樹♪お久〜!」
「茜さん、いらっしゃい
・・・・・あれ?
優さんは、一緒じゃないんですか?」
優の家のドアから茶色い
フワフワした頭と
愛嬌ある顔を覗かせ
キョロキョロしてる男。
「あんた相変わらず
犬みたいね〜。」
フワフワ頭をグリグリしてみる。
「うわっちょっと!!
やめて下さい茜さ〜ん!!
俺くせ毛だから絡まる・・・・」
和樹は頭を押さえながら
私を家に招き入れた。