『主夫』だって『恋』してますけど何か?


優さんが帰って来るまでの間
ずっと作戦を練っていた俺。


おえかきするマリンの横で
紙に計画を立てた。


カイトはぐっすり昼寝。


「ふふふ・・・完璧♪」





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「お帰りなさい優さん!」

夜、玄関にて。


帰ってきた優さんに
手を差し出してみる。


「・・・・・・・?」

真顔で怪訝な視線だけ
俺に送る優さん。


「ママ♪だぁ〜こ〜!」

俺の足元にいたカイトが
優さんに手を伸ばす。


「あっ・・・・」

優さんはカイトの手をとり
抱っこした。



カ・イ・ト(怒)



優さんはカイトを抱っこして
リビングに入って行く。


優さんの肩からカイトが
顔を覗かせて笑った。



・・・・藤堂さんで忘れてた。


我が家のライバルの存在。


優さんを巡るバトルが今夜も開催だ。


カイトの隙をついて
優さんと手を繋ぐぞ!



気合いを入れていざリビングへ!!



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