『主夫』だって『恋』してますけど何か?


「優さん、紅茶どうですか?」


「うん。飲むわ。」



まずはカモミールティーで
リラックスしてもらう作戦。



二人(邪魔なカイトいるけど)で
紅茶を飲みながらゆっくりして
雰囲気良くなかったら手を握るのだ。


ニュースを映画に出来たら直いい。


でもまだ優さんお風呂
入ってないんだよな・・・・


最近の優さんはお風呂に
入ると直ぐに寝るからなぁ。



「優さんどうぞ。」


紅茶を優さんの前にある
テーブルに置く。



「ありがとう」


「どっどういたしまして///」



お礼言われた!お礼〜♪


今日これだけで十分かも。



冷たく育て上げられた俺は
こんな些細な事で幸せを
感じられるのだ。



「・・・・・和樹も飲むんでしょ。
座れば隣。」


トレーに自分の紅茶を乗せたまま
喜びを噛み締めていたら
優さんが俺を見て言った。



「はっはい!」


優さんから隣に誘われた〜!!!



・・・・まだ手は握ってないけど
やっぱり歩み寄る試みって大事だな!



俺は優さんが座るソファーに
遠慮がちに腰掛けた。



紅茶を飲む優さんを隣で眺める。



やばい幸せだ。


えっとこの後はお盆の計画立てて・・・・



「和樹、お盆休みなんだけど・・・・」


「え!?はい!」


なっなんか今日の優さんはエスパーかな?

隣に座ればなんて言ってくれるし。



「和樹の実家には顔出すつもりだけど、
そっち方面の温泉旅館にいかない?」


「行きます!是非ともそうしましょう!」



やっぱり今日の優さんはエスパーだ。



「ん・・・じゃあ探しとく。
今からじゃ遅いかな。」


「でっ出来れば海があれば・・・・」


優さんの水着姿みたい////



「海ねぇ・・・・
マリンが海水浴したいって
言ってたの?」


「・・・はい!」


一言も言ってなかったです。


「・・・・プールでもいいのかしら?」


「大丈夫だと思います!」


優さんが水着姿にさえなってくれたら!


「その時期人多そうね
・・・・まぁ考えとく。」



やったぁ♪



< 399 / 532 >

この作品をシェア

pagetop