『主夫』だって『恋』してますけど何か?


皆さん聞いて下さい。


優さんが・・・・


熱を出した俺の為に会社を
休んでくれて、頭を撫でてくれたり
お粥まで作ってくれました。



それはもう嬉しくて嬉しくて・・・・



ちょっと・・・
いや、かなり塩が利いてお米の芯が
まだらに残ったお粥もちゃんと
全部食べました。



だって優さんが
食べさせてくれたし。



なんか・・・・
お粥を食べてから、朝より気分が
悪いのは気のせいだろう。




ガチャ・・・

「・・・パパ〜?
だいじょうぶ?」

マリンが部屋のドアを遠慮がちに
開けて覗いている。


「ん・・・・だいじょうぶだよ。」



トコトコトコ・・・

俺の返事を聞いて
マリンが近付いてきた。


ヒソッ・・・

「パパはやくよくならないと
キッチンあぶないんだよ」

マリンが小声で言った。


「・・・・・そうなの?」


何があったんだろう。


心配だけど起きる元気がない。



・・・・・やばい



気持ち悪いしクラクラする・・・・・・





出来る限り笑顔でマリンの頭を
撫でながら俺の意識は遠退いた・・・




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