『主夫』だって『恋』してますけど何か?


ニヘラ♪

思わず顔がにやける俺。


「・・・・何ニヤニヤしてんのよ。」


「いや、優さんに食べさせて
貰えて嬉しくてつい・・・」


そうなのだ。


優さんは俺がお願いしなくても
お粥を自ら食べさせてくれている。



体調不良最高☆



「早く良くなって貰わないと
色々と困るのよ・・・ご飯とか。」


あっ・・・・はい。

今回でとてもよく解りました。



「優さん・・・・
頑張って治すから、
僕のお願い聞いてくれますか?」

優さんを上目遣いで
見上げながら手招きする。


「なに?」

お粥をサイドテーブルに
置いて顔を寄せた優さん。



ヒソッ
「優さんからキスして欲しいです。」


「・・・・・・・・・・・・・・」










パタンッ・・・・


優さんは真っ赤な顔で
部屋を出て行った。






ちゃ〜んと俺にキスしてからね♪



優さんって意外と・・・・



お願いに弱いのかもしれない。





こうして元々健康な俺は
次の日には元気になって
主夫の夏休みは2日間で
終わったのだった。



色んな葛藤はあったけど
最高の夏休みでした♪




・・・・・優さんが作った
お粥を食べる事以外はね。



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