『主夫』だって『恋』してますけど何か?
「うるさいだけじゃないですか!」
優さんが嫌いじゃないと言う
俺の実家・・・
父、母、兄、弟、妹、兄嫁、兄子供
犬、猫、そして結婚して家を
出たのに、徒歩1分の距離に
家を建てた姉とその旦那と子供3人。
この少子化の時代に
賑やかすぎるんだよな〜
「私、一人っ子だったから
新鮮なのよ。」
・・・・そっか、瑠美さん(優の母)
働いてたし、お父さんいなかったし
優さんはいつも家に一人だったんだな。
「うちの家族、俺より優さんの事
好きだから、喜びますよ。」
「・・・だといいけど。」
「本当ですよ〜この間
家出して荷物をほとんど実家に
送ったら、次の日に母さんから
慌てて電話来て、第一声が、
”土下座して優ちゃんに謝りなさい”
ですよ。
”とうとう捨てられたのね”とか、
”家政婦でもいいから置いて
もらいなさい”とか、”
あんたがダメなら義樹(弟)
どうかしら?”とか・・・・・
俺の心配一切なしでした。」
「クスッ・・・面白いわよね、お母さん。」
あっ・・・優さんが笑った♪
こんなにゆっくり優さんと
話しが出来るなんて、
渋滞最高じゃないか☆
マリンもカイトも良く寝てるしな。