『主夫』だって『恋』してますけど何か?


パシャパシャパシャ・・・・


「あ〜!あ!まぁり!まぁり!」


子供にかかれば落ち着きある
露天風呂もプールとかす。



マリンは檜木の枠を掴み
ばた足をして、カイトは俺に
抱えられながらもマリンの
所へいこうともがく。



「カイト、お前足つかないから。」


そんなやり取りをしながら空を眺める。



昼間の露天風呂っていいよな〜


気持ちいい♪



これで優さんがいたら
最高なんだけど。



明日もここに泊まるのかな?


そしたらまだチャンスあるかもな。



コイツさえ邪魔しなければ。


温泉で顔を真っ赤にしている
カイトのほっぺを軽く引っ張る。



あっプニプニで気持ちいい♪



「いや〜!いや〜!」

嫌がりながら俺を叩くカイト。


「夜邪魔するなよ。」

大人気ない俺。


「よるなにかするの?」


「内緒!」


ばた足を止めたマリンが
聞いたけど言えない。



「けち〜!
マリンわかるまでねないよ!」


「ご飯食べたら子供は寝なさい。」



これ以上俺と優さんの邪魔しないで。



よくよく考えたら、俺と優さんは
ずっと子供中心で生活してきたから
2人きりでデートした事も
なければ食事に行ったこともないのだ。


始まりがいきなり身体の関係
だった為に、大事な過程を
全て飛ばしている。



手を繋ぐ、お互いの昔話をする
デートの約束してウキウキする
とか全然なかった。



そう思うとほんのちょっとだけ・・・・
マリンとカイトが邪魔に感じた。



ちょっとだけね!



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