『主夫』だって『恋』してますけど何か?


・・・・・カイト/////


掴んでる場所がナイス。


邪魔物扱いしてごめんな。


駄々をこねるカイトが
掴んでるのは浴衣の胸元。



微妙に開けてきて、
ちらりと覗く優さんの谷間。



男ってどうしても見えるか
見えないかに弱い。



女子高生の微妙なスカート丈には
世の中の男子は目のやり場に
困りつつも嬉しいよね。


あれも短すぎちゃダメ。



横目で優さんの胸元をチラチラ
見ながらお酌してもらった
日本酒を一気に流し込んだ。



・・・・間違いない。
俺はエロ親父の息子だ。



いや、世の中の男みんなこうだろ!?


開き直ろうとする俺。



一気に流し込んだ日本酒が
喉を熱くし心臓の音を
さらに加速させた。



「・・・・和樹そんなに
お酒弱かったっけ?」

優さんが俺の顔を
マジマジと見つめる。



きっとお酒のせいじゃなくて・・・・
優さんのせいで顔が赤いのだ。



「・・・・温泉入ったからですかね!?」

訳が解らない言い訳をする。


「・・・・・・?
温泉入ってから随分時間たったのに。」



やめて優さん////


今見つめられたら
ちょっと男にはつらい。



やっぱり目を逸らす。



「・・・今日よく私から
目を逸らすわよね。」

そう言った優さんは隣の部屋に
行き布団にカイトと横になった。



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