『主夫』だって『恋』してますけど何か?


フラフラの優さんをタクシーに乗せ
酔い酔いの彼女の案内で
なんとかマンションにつく。


「でけ〜マンション。」

着いた場所は女性の
一人暮らしにしては
少し立派過ぎるマンションだった。



エレベーターに乗って、
優さんの鞄から鍵を探し出し
案内された部屋を開ける。


「すげ〜♪」

緊張したけど初めて入る
大人の女性の部屋に感動した。



広いリビングに
シンプルで落ち着いた家具。


可愛らしい物はなく
優さんの性格が表れていた。



「ん・・・・和樹服脱がして。」

まじまじ部屋を眺めていたら
酔って赤い顔した優さんの
願ってもないお願い。



まじ!?

ゴクリと生唾を飲む。



夢にまで見た彼女の唇に
口づけをして・・・・


・・・・寝室に連れていき
あっさり頂きました。


すみません。



それから俺は味を占め、
優さんのマンションへ居座った。


別に嫌がらずに優さんも
受け入れてくれていたから。



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