あいしてる。



『ぇ、な、』

「あ、口にして欲しかった?」


ニヤッて妖しく笑った陽斗。

その顔はあたしが大好きだと思った、太陽みたいな笑顔ではない。

幼さなんてどこにも感じられないその妖艶な笑みは、陽斗が大人になった事を物語っている。


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