初恋はバイト先の強引な彼
ガチャ
控えめにドアを開ける
「・・・・・誰も・・・・いないのか・・・」
ほっと胸をなでおろしたそのとき
「なにこそこそしてんの?」
「おわっ・・・お前なんなんだよ」
「何って・・・・あれっ!?奏!その子だれ」
俺の背中で眠ってる市原を指差すこいつは俺の姉 風見すみれ。
「奏が女つれこむとはねぇ。しかも眠ってる彼女を」
「彼女とかじゃねぇよ。バイト先の後輩」
「へー。じゃなんでうちにつれてきたの?はっ・・・まさかあんた この子の気失わせちゃったの!?」
「そんなことしねぇよ」
はぁ・・・・・
だから家につれてくんの嫌だったんだよ・・・。
うるさい姉が・・・・・・
「あぁ!お兄ちゃん その後ろの可愛い子だれぇ?」
訂正。
うるさい姉と妹がいるから。