どーでもいい俺の話。
「おっはあ!!」
そう言って俺の肩をたたくのは薫。
まあこいつも可愛い顔はしていると思う。
・・・。が、男だ。
身長は俺より少し低いくらいか。まあ世でいうイケメンだろう。
「よ」
俺は素っ気ない返事をするが、薫は特に気にしていない様子だ。
「なあなあ、凛蛍は高校見学どこいくん?」
「・・・。う~ん、せやなあ、そこら辺の近所の高校見てくる、予定」
俺は一時期大阪に住んでいたことがあり、時々こうやって自然と関西弁風の口調に
なることがある。
「おっ!じゃあ一緒にいこーぜ☆」
「ああ、別にいいけど」
「可愛いコいるといいなあ!まあ、出会いは突然っていうしな(笑)」
「だなあ~w」
なんて会話をしながら俺たちは校舎へと入っていく。