どーでもいい俺の話。

「凛蛍?おーい!!りんけーい!!」

薫の声で俺は意識が戻った。

「あ、悪ぃ・・・。ちょっと考え事してて・・・」

(まあ実際はただの独り言のようなモンなんだが。)

「そっか・・。な、でな、凛蛍のおねーさん、確かメイクアップアーティストだったろ??だから・・出来れば・・その、v系っぽくメイクしてほしくて・・」

「あ、それなら平気だと思う。姉貴、v系も専門でやってっから」

「え!??まじか!じゃあちょっといっといてくれよ!!」

「まあいけど・・・いつ帰ってくるかわかんねーよ?」

「とりあえずいっといてよ♪あーあ、なんかすっきりした!」

そう言って薫は益々テンションが上がったらしく、鼻歌なんぞを歌い出した。



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