恋の薫り…
風奈side
ー月曜日 午後ー
「風奈!!
菊間くんに手紙渡してきたー!!」
「まぢで!?
早くないっ!?」
いつの間にか渡していたらしい。
うー、今さら心配になってきた…
菊間くん……メールくれるかな…
「大丈夫。
きっとメールくれるって。」
亜矢那…
てゆか、口にでてた!?
「あんまり心配そうな顔しないー。」
香月まで…口にでてたんじゃなくて
顔にでてたのか…
でもやっぱり心配だし、怖い。
メール…こなかったらどうしよう…
…それに…連夜くんのことも。
初めてできた彼氏。
でも、ちゃんとケリつけなきゃね。
香月とか亜矢那に心配ばっか
かけられない。
ー期待半分、不安半分。ー
ぎゅっと携帯を握りしめた。