恋の薫り…

「みーくん、私達帰る!!」

学校疲れたし!!

突然、帰る宣言をした私にみんなが苦笑をもらした。

…私、変なこと言った??

「お前、相変わらず気分屋だなっ。」

みーくん…失礼…

「まぁ、時間的にも結構遅いしな。
お子様は早く帰って寝てろよ。」

「お子様…2つしか違わないじゃん…」

「2つの差はでかいんだよっ!!」

…なんでムキになってんだか。

本当に先輩なのか、と思う。


そんなことを考えていると
みーくんが内緒話しでもするかのように
耳元に顔を寄せてくる。

「あのさ、亜矢那に相談…あるからさ、
またあとでメールする。」

「?…わかった。」

相談?なんだろ?


「じゃあなっ!!
真っ直ぐ家帰れよー!!」

「ばいばーい!」

相談のことは気になるけど
メールするって言ってたし。


…で、結局みーくんと香月って…知り合いだったのかな?

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