恋の薫り…
風奈side
ー月曜日 朝ー
~♪♪♪♪♪
「うぅーん…」
携帯…鳴ってる…
誰ー?こんな朝から…
…眠い…
でもこの着メロ…連夜くん!?
ベッドから飛び起きて携帯をとった。
「もしもしっ!?」
『風奈?…出るの遅い。』
電話口から不機嫌な声。
私の彼氏、小林 連夜(こばやし れんや)くん。
「ご、ごめん…
どうしたの?」
『風奈、今から会えない?』
「え、そんな急に…」
連夜くんはいつもこうだ。
いつも突然、自分勝手。
嫌って言ってることもやめてくれない。
すぐ、怒るしすねる…
『嫌なのかよ?』
ほら、すねてる…
「嫌ってゆうか、急すぎだなーって…」
私、寝起きだし…
『嫌なら、別にいいし。』
ーーブチっーー
ちょっ!電話切られたしっ!!
…私、ほんとに連夜くんのこと好きなのかなぁ…