恋桜満開CHU!


「脅されてたなんて…知らなかった」


零央は怒っていつつ、どこか悲しげで悔しそうな表情を浮かべた


「それは…」


「俺、すっげぇ焦った」


零央は力なく近くのベンチに座った


私も静かに隣に腰を下ろした


「家帰ったら鞄はあるのにお前はいねぇし、ケータイは置いたままだし」


そういえば、あのまま飛び出したんだ


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