恋桜満開CHU!


「俺、安藤先輩がなんであろうがどうでもいいんです」


私の手を離し、ベンチに腰掛けた


「でも椎名先輩が傷付くのはやだ」


いつもは見せない頼もしい顔付き


蓮くん…


「ありがとう。優しいね、君は」


必死で励まそうとしてくれてるのかな


今はそんな蓮くんの何気ない優しさが胸の奥をジーンとさせた


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