恋桜満開CHU!


「本当はさ、俺が外国に行こうが何だろうがどうでもいいのかと思ってた」


私は、目をギョッとさせた


そんなわけない

私は零央に行ってほしくないと思ってた


「やっぱり言葉にしないと伝わらない」


零央の言うとおりだと思う


思ってるだけじゃ、きっと伝わらない


「これで安心して行けるよ」


零央は、スッと私の頬に触れ、指で涙を拭った


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