恋桜満開CHU!


すると後ろから、誰かがふわっと優しく私を包み込んでくれた


「…俺も好き」


その声は、なんとも優しく、私を安心させてくれるあの人の声


「れ…お…どうして…」


私は驚きに満ちた声で振り返った


さっきの便で出発したはずじゃ…


「椎名が見送りにきてくれねーから、俺だけ次の飛行機にしてもらったんだ」


口角を上げ不敵な笑顔で笑った


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